人生

賞味期限切れの夢との向き合い方

(または目標)には、賞味期限がある

たとえば、10代の頃にジャニーズになりたいという目標を抱いていたとしても、30歳を過ぎれば嫌でも現実を思い知ることになる。野球選手などでも同じ。自分が諦めずに取り組めばなんとかなるというものでもない。

もちろん、中には「世界平和を実現する」といった、実質 賞味期限がないような夢を抱いている人もいるかもしれない。しかし、いつの間にかその夢の実現にワクワクを感じなくなっていないだろうか?

人生経験を積み、視野が広がり、環境が変わる中で、同じ夢に同じ情熱を抱き続けられる人の方が稀である。

さて、こういった賞味期限切れを迎え、ワクワクしなくなった夢や目標を持っている場合、どうやって新たにワクワクする夢や目標を設定すればいいのだろうか?

また、どのように賞味期限切れを迎えた夢や目標を処理すればいいのだろうか?

その方法についてまとめておく。

趣味として取り組む

賞味期限切れを起こしてしまった夢や目標にいつまでもすがりついていてはいけないと、頭では理解できると思う。

しかし、その夢や目標に費やしてきた時間やお金が多いほど、簡単には諦めきれない。いわゆるサンクコストバイアスが働いて、合理的な決断ができなくなっている

こういった場合、100%以前の夢や目標を諦めて、あらたな夢や目標に向かって走り出すのは難しい。たとえそうしたとしても、「あのとき諦めなければ…」と始終考えて、効率的に行動できなくなる。

なので、新しい夢や目標に向かって走り出しつつも、あえて今までの夢や目標は趣味や副業として片手間で取り組むのが良い。

一見、2つのことを同時並行で進めているので効率が悪いように見えるが、そうではない。

今までの夢や目標を諦めきれない人は、たとえ新たな夢や目標に向かって行動したとしても、常に「あのとき諦めなければ…」と考えて行動できなくなってしまう。なので、あえて片手間で今までの夢や目標をつづける方が、相対的に見て効率が良い

新たな夢や目標に対しての情熱が大きくなってくれば、過去の夢や目標を諦められる時が来る。

夢の本質(目標の本質)を見極める

そもそもなぜその夢や目標を設定したのか?その夢や目標のどの部分に惹かれたのか?

そういった本質を見極めてみると、意外と他の夢や目標でも自分が求めていたものを手に入れられる可能性がある

たとえば、上記の例の「ジャニーズになりたい」という夢であれば、「承認欲求を満たしたい(皆の憧れの的になりたい)」「異性にモテたい」といったことが本質にあるのかもしれない。

そうであれば、「歌手」や「俳優」や「ナンパ師」といったものでも、求めていたものを手に入れられる。

達成型か?状態型か?

夢や目標には、オリンピックに出場するといった「達成型」と、海外移住して妻と子供と幸せに暮らすといった「状態型」の2つのタイプがある。

これはどちらの方が優れているということはない。たとえば、達成型の夢や目標を持つ人は、最初に設定した夢や目標を達成した後、次々と新たな夢や目標を再設定していかないと燃え尽き症候群になってしまう傾向がある。

状態型の夢や目標を持つ人は、その実現基準が曖昧なので、一体何をすればいいかよくわからないというデメリットがある。

自分が状態型の夢や目標を持つタイプなのにも関わらず、達成型の夢や目標を設定していると、うまく行動できなくなる場合がある。逆も然り。

もしかすると、自分が達成型なのか状態型なのかを見極められていなかったから、夢や目標が実現しないまま賞味期限切れを迎えてしまったのかもしれない。新たに夢や目標を再設定するときに見直してみると良い。

おわりに

いつまでも賞味期限切れの夢や目標に固執して、本当は求めてもいないゴールに向かって走り続けるのは生産的でないばかりか、反生産的である。

人生を好転させるには、時に諦めることも必要である。うまく諦めるには、夢や目標の期限を決めてから取り組むのが良い。夢や目標が賞味期限を迎えるのを待つ必要はない。

期限内に実現できなければ、さっさと諦めて次の夢や目標に向かって行動した方がいい。

人生は短い。他の夢や目標を追いかければ、自分が望んでいた以上のモノを手に入れられる可能性があるのに、賞味期限切れの夢や目標に固執して人生を台無しにするのは勿体無い

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