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本当に個別株投資をする必要があるのか?

たぱぞう氏の投資本「最速で資産1億円!たぱぞう式 個別株投資」を購入して読みました。

たぱぞう氏が今まで出版されていた本は、基本的にインデックス投資の本だったのですが、今回新たに出版された本は個別株投資の本です。

巻末にたぱぞう氏おすすめの具体的な個別株がたくさん紹介されていますので、どの銘柄を買えばいいかわからないという人は、本書で紹介されている銘柄から投資し始めるのもいいかもしれません。

個別株投資をする必要はないかもしれない

本書の中で最も心に響いた文章は以下の通りです。

たとえば、あなたがいま30歳で、自分ひとりの老後資金を確保するのが「目的」だとしましょう。

いまは65歳で定年になる会社が多く、老後資産として必要な金額は2000万円ともいわれていますから、ここで「65歳(つまり35年後)までに2000万円をつくる」というのを「目標」にしたとします。

すると、じつはこの人の場合は個別株投資はしなくていい」という結論になります。

なぜなら、期待できる年率が4〜5%であるVTIを毎月2万円ずつ買い続けて運用すると、それだけで35年後には2000万円を突破できるはずだからです。これで目的が叶えられるわけですから、もっとリスクが高くて手間ひまがかかる個別株投資なんて、しなくていいのです

個別株投資をする目的が、ある金額を貯めるためであり、それが達成できる方法が個別株投資の他にあるのであれば、あえて多大な時間を使って、そのうえ大きなリスクを背負ってまで個別株投資をする必要はない

言われてみれば当たり前なのですが、なぜか私は…

  • もっとお金が欲しい
  • あいつが投資で稼いでいるのに、投資をやらずにあいつより貧相な生活をするのは嫌だ
  • みんながやっているから、やらないといけない

といった、半ば強迫観念的なものに突き動かされて投資をしているように思います。

ありがたいことに、私が目標としている金額は、うまくいけばあと十数年で貯められます。個別株投資をせずとも、です。

であれば、なぜ私は決算書を読めるようになろうと投資の本を読んだり、ネットの投資記事を読んだりしているのでしょうか?

これって、形のない何か(同調圧力?恐怖?)に行動を強いられているだけであって、私が求めているものではありません。

人生は一回しかない

当たり前ですが、人生は一度しかありません。

もし、投資がそんなに好きじゃないのに、ただお金を稼ぐために投資を生業にしてしまったら…

例え投資を生業にした結果、数億〜数十億稼げたとしても、それまでの時間を好きじゃないことで埋め尽くすことになります。それって幸せな人生でしょうか?

もちろん、貧乏でも好きなことを仕事にする方がいいなんて、甘ったれたことは言いません。

ただ、好きなことを捨てて投資を生業するか、お金を捨てて好きなことを生業にするか、という両極端の選択の間に、もっと良いバランスの選択肢があるのではないか?と思います。

例えば、『ETF投資(個別株投資ほど稼げないが、投資信託より稼げる)+そこそこ好きでそこそこ稼げる仕事(好きな仕事ほど情熱があるわけではないが、嫌いでもないし、ある程度稼げる)』は、その具体例になり得るのかもしれません。

妥協の産物と捉えられなくもないですが、「好きなことを捨てて投資を生業する or お金を捨てて好きなことを生業にする」という極端な道を選ぶよりも、「ETF投資+そこそこ好きでそこそこ稼げる仕事」でお金を稼ぐ方が、人生を俯瞰して考えた時により幸せな人生が送れるような気がします。

まぁ、投資が好きな人、好きなことがお金を稼げることだった人の場合、こんな悩みは必要ないんですけどね。単純に投資に没頭するか、好きなことに没頭すればそれでお金が稼げるので。

私はそういう人種ではないので、色々考えて行動する必要があるという話です。

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